キリスト教放送局日本FEBC(東京都武蔵野市)が、「FEBCを祈りで支える会(仮)」を発足させ、会員と会の名称を募集している。
仮名称が示すとおり、同会の活動内容は「祈ること」。それ以外には特別な活動内容は予定していない。リスナーに祈りを依頼するのではなく、あえて会を発足させることにしたのは、「FEBCはリスナーの皆様による祈りの輪であるべきなのではないか」と考えるからだという。
祈りは、人が神を知るための道であり、何より神自身が「わたしを呼べ」と、聖書の中で何度も繰り返し語っている。イエスは「あなたがたの父なる神は、求めない先から、あなたがたに必要なものはご存じなのである」と話した。しかし、すでに神が知っているから何も願う必要がないのではなく、全てを知っている神だからこそ、その神が「わたしを呼べ」と招き続けていることに大きな意味がある。神がまず何よりも人間を求めており、そして人間が神を知ることを求めている。FEBCが存在しているただ一つの理由は、この神と人間の関係性にあるのだという。
FEBCは、特定の企業や団体ではなく、リスナーの献金に支えられている。定期的な献金を申し出ているリスナーを維持会員と呼んでおり、維持会員でない人も、「FEBCを祈りで支える会(仮)」の会員になることで、月刊誌増刊号が定期的に送られてくるという。
問い合わせ・申し込みは、キリスト教放送局日本FEBC(電話:0422・52・1566、メール:febc@febcjp.com、HP)まで。
FEBCは、昨年で放送開始60周年を迎えたキリスト教のラジオ放送局。FEBCとは、Far East Broadcasting Company の略で、3人の米国人青年が第二次世界大戦で荒廃したアジアの人々に福音を伝えるため始めた。名称には、「地の果てに至るまで、わたし(キリスト)の証人となる」という思いが込められている。
現在では世界40カ所に放送局を持ち、およそ150の言語で放送している。カトリック、プロテスタント、各教派を超えた出演者が、バラエティーに富んだ番組を作り上げており、この春から始まる新番組もたくさん用意されている。
日本でのラジオ放送は、毎日夜9時半〜10時45分、AM1566kHzで。また、全ての番組をインターネットで配信しており、パソコンはもちろん、スマートフォンでも聞くことができる。