米ホワイトハウス文化担当顧問を務めた経験のあるニューヨーク在住のクリスチャン画家、マコト・フジムラ氏を招いてのイベントが、3月21日(土)に東京都三鷹市の国際基督教大学(ICU)で開かれる。英語で行われるが、同大関係者以外にも公開されており、参加無料。
イベントでは、フジムラ氏のキャリア・ドキュメンタリー映像『Golden Sea』が上映される他、フジムラ氏とのQ&A形式のインタビューが行われる。
フジムラ氏は、1960年ボストン生まれ。世界的に活躍する画家であり、作家、講演家でもある。今年5月にはバージニア州のロアノーク大学から、自身4つ目となる名誉博士号を受ける。ニュヨークを拠点とした芸術家としての実績と、2003年の米同時多発テロ事件の影響を受けた作家たちを励ます活動が認められ、03〜09年の6年間ホワイトハウス文化担当顧問を務めた。任期中には、小泉純一郎首相(当時)の最後の訪米時のホワイトハウス晩餐会にも同席している。
『ジェームス王欽定訳聖書』(KJV)誕生400年を記念して出版された『Four Holy Gospels(四福音書)』(11年)の挿絵を担当し、約1年半にわたって作業に当たった。14年には米国宗教学会の「宗教と芸術」分野で受賞している。ドキュメンタリー映像のタイトルにもなっている「Golden Sea」は、フジムラ氏による同名作品でもある。伝統的な日本画法を用いて描かれた「Golden Sea」は、日本聖書協会が昨年発売した、日本では初となるフリップバック装の聖書の表紙デザインにも採用されている。
ICUキリスト教と文化研究所(ICC)主催。問い合わせは、同研究所(電話:0422・33・3100、FAX:0422・33・3778、メール:icc[アット]icu.ac.jp)まで。
日時:2015年3月21日(土)午後6時半~8時
場所:国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2階国際会議室(住所:東京都三鷹市大沢3−10−2)