牧会塾のオープンスクールが、3月10日(火)に東京都千代田区のカトリック女子修道会幼きイエス会ニコラ・バレ修道院で行われる。参加無料、予約不要。
講師は、聖学院大学大学院非常勤講、臨床牧会スーパーバイザー、日本伝道福音教団鶴瀬恵みキリスト教会の堀肇牧師、浦和福音自由教会の坂野慧吉牧師、クリスチャン・ライフ成長研究会主事の太田和功一氏、出版社あめんどう代表の小渕春夫氏。
申し込み・問い合わせは、牧会塾事務局(電話:090・1701・3088、メール:naokimori[アット]mirror.ocn.ne.jp、担当:森)まで。
日時:2015年3月10日(火)午前11時~午後4時
場所:カトリック女子修道会幼きイエス会ニコラ・バレ修道院1階、9階(住所:東京都千代田区六番町14−4)
■ プログラム(参加する時間帯は自由に選択可能)
○ 11時~12時:堀肇牧師クラス「教会共同体の健康性を求めて―『教会生活の疲れとその回復』が問うもの―」(1階105号室)
人間の悩みの多くは関係を巡るものであり、心病むということもその病理の本質は関係が病むということでもある。教会はその関係の回復や修正を可能にする福音を伝えているはずであるが、現実には多くの信仰者たちが、人間関係に傷つき痛み、苦しんでいる。中には教会に行きたくとも行けなくなる人、説教ができなくなり、休職や辞任に至る牧師のケースもある。このような現実を前に、教会共同体における人間関係の諸問題を単に個人の問題としてだけでなく、共同体のシステム全体の健康性の回復という側面から考えていく。
○ 13時~14時:坂野慧吉牧師クラス「『牧会的な説教とは』~主イエスに学ぶ『魂の配慮』」(1階105号室)
ルカ24章から、復活の主イエスがどのように弟子たちの魂を配慮されたかを「物語と交わり」という観点から学ぶ。
○ 14時~15時:プレスクール(9階ホール)
2015年度のクラス説明・牧会ジャーナル読者交流会・音楽の広場・ティータイム
○ 15時~16時:太田和功一氏クラス「牧会者のたましいのケア」(9階ホール)
「『牧師として会衆のためにすることでなによりも大切なことは、自分のたましいのケアをすることである』(M・バーンズ) 牧師であり、牧会学の教師でもあるバーンズ師のこの言葉に対してどう感じるか――このクラスでは、自分のたましいのケアについて、また、その実践について具体的に学ぶ。
○ 15時~16時:小渕春夫氏クラス「ヘンリ・ナウエンによる霊的生活の全体像を探る」(1階105号室)
ナウエンが伝えている信仰生活の全体、聖潔への道はどのようなものか、特に霊的修練の目的や意義は何なのか。霊的形成を求めていくとき、人は限界や弱さ、葛藤を抱えてしまうが、ナウエンはそれをどう理解し、位置づけたのか。このクラスでは、彼独特の霊性の世界の全体像を捉えていく。