【CJC=東京】中国で60年ぶりとなる正教会の輔祭(ほさい)が誕生した。「ロシアの声」(日本語電子版)が1月31日報じたところによると、叙聖されたのは、香港初の中国人輔祭となるアナトーリー神父(世俗名:クン・チェウン・ミン)。
同神父が担当する「使徒ペテロとパウロ教会」の会衆は、主に香港で働いているロシア人の妻たちだが、地元の人も約10人いる。同神父はロシアで仕事をし、40歳のときに聖職の道に入り、その後ハバロフスクの神学校を卒業、昨年12月に叙聖された。
香港では、土地不足と不動産価格が高いことが問題となっており、教会はオフィスが入っている高層ビルの中にある。神父は、ロシア語と中国語(普通話)、広東語で祈祷を行っている。