基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表高里鈴代さん講演会(主催:日本カトリック正義と平和協議会)が、2月13日(金)に東京都千代田区のカトリック女子修道会幼きイエス会ニコラ・バレ修道院で行われる。入場無料。
2014年度、全国のカトリック女子修道会のシスターたちは、沖縄、とくに米軍ヘリパッド基地建設に反対する高江の人々に連帯して、祈りのリレーを続けてきた。そしてこれに応えたかように、11月の沖縄県知事選挙では、新基地反対の翁長雄志氏が、推進を掲げる仲井真前知事に10万票の差をつけて圧勝した。しかし、安倍政権は現在も基地建設を継続している。そこで沖縄に立ちはだかる問題はなにか。それでも不屈でありつづける人々の根底に働くものは何か。長く沖縄基地問題に関わってきた、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表の高里鈴代さんから、知事選後の沖縄の状況を聞く。
高里さんは1940年台湾生まれ。1989年~2004年の4期15年那覇市議会議員を務める。現在、「強姦救援センター・沖縄」代表、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表、「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク」沖縄代表、沖縄平和市民連絡会共同世話人など。著書は『沖縄の女たち―基地・軍隊と女性の人権』。
高里さんはメッセージに、朝から辺野古、高江で、新たな軍事基地建設に反対する人々の座り込みが続いている。高齢者たちは、70年前の沖縄戦で、雨のように降った艦砲射撃に当たり損ねた「艦砲ぬ喰ぇぬくさ(艦砲の食べ残しで生き残った者)」として、未来の子どもたちに基地のない沖縄を手渡したい、と座り込んでいる、と語る。また、政府が軍事基地建設工事の強行を公言したことについて、「それは、沖縄を『安全保障』の道具としては用いても、決して沖縄の人々の平和と安全を重視することではないのです」と語る。
問い合わせは同会(電話:03・5632・4444)まで、当日の問い合わせは担当の昼間範子(電話:080・1153・1399)まで。
日時:2015年2月13日(金)午後6時~8時半(開場:午後5時半~)
場所:カトリック女子修道会幼きイエス会ニコラ・バレ修道院9階ホール(住所:東京都千代田区六番町14−4)