東京福音リバイバル聖会主催の聖会「Kingdom has come! 天の御国、日本に来た!」の1日目が8日、中野ZERO大ホール(東京都中野区)で開催された。米国からビル・ジョンソン牧師をメッセンジャーに迎えた。主催者側が数年にわたって講師依頼をし続け、何度も断られてきたというが、不思議な聖霊の導きにより、この時期の開催となった。
通常夏休み期間に開催される同聖会だが、今回は講師のスケジュールの都合で、年始の寒い中、しかも平日の開催となった。主催者の心配をよそに、会場となったホールは1000人以上の人でいっぱいになった。
ビル・ジョンソン牧師は、聖霊に関する豊かな霊的遺産を受け継ぐ5代目クリスチャンの牧師であり、米カルフォルニア州にある世界的に有名なべテル教会の主任牧師だった。現在、息子が主任牧師を務めている同教会は、人口9万人ほどのレディング市にあるが、全住民の十分の一近くの人が同教会に集まっているという。
ビル牧師は、世界各国に遣わされ、リバイバルのために手を結んでいる多くの教会の群れに仕えている。この指導者たちのネットワークは、教団教派の壁を超え、指導者たちが成功し、神の力と聖さの中を歩むことができるようにと助けている。
8日、セッション2でメッセージしたビル牧師は、「謙遜さを伴う霊的飢え渇き」こそが聖霊が爆発的に働くための最高の状況であり、日本はまさに今そのような状況にあると語った。「日本にはリバイバルがやってくる」、そう断言した。
超自然的な神の力を数多く体験してきたビル牧師。しかし、決してそうした現象を拝まない、それらはしるしにすぎない。非常出口の緑色のサインを人々が見るとき、それは確かに現実のものだ。だが、それが示すのは、その下に逃れることのできる出口があるというより素晴らしい現実だ。同じように、超自然的な力や奇跡は、すべて私たちをイエス・キリストへと導いていくものなのだと語った。
かつては、奇跡を伴う信仰生活は限られた有名な“先生”にしかないと思っていたという、ビル牧師。だが、みなクリスチャンである以上、イエスの働きをすることができると、力強く励ます。ビル牧師がもっとも心が燃えるのは、日曜礼拝に集まる一般信徒が、家庭や会社で父なる神の代理として働きをなすことだ。召されていない、資格がないと思っても、イエスが私たちに資格を与える。大事なのは、信仰と神に従う従順さであり、父なる神を現すために、イエスがしたと同じように、みことばの基準に自分を合わせていくことがクリスチャンの歩みだと語った。
マタイによる福音書10章8節を開き、イエスは病人のために祈れと言っているのではなく、「治せ」と言っていると指摘するビル牧師。神の命令は大抵難しく、人間の力だけでは絶対に不可能なことを神は語ってくる。しかしそれは、神に頼るしかないことを教えるためであり、神の力に不可能はないことを私たちが知るためなのだ。
病人を治せと、神は「あなた」に言っている。もし一回ではだめだとしたら、もう一度やりなさい。神は「あなた」を通して神の偉大な御業をなされることを約束として与えてくださっている。罪の赦し、束縛からの解放といった神の救いの御業は、イエスの十字架によってもたらされた。しかし、それらが全て成し遂げられた今、神はより偉大な働きを私たちを通してなさりたいと願っている。
同聖会は9日にも開催され、この後、ビル牧師は台湾に向かう。聖会の様子は、USTREAMでも配信されており、2日間計5回のセッションの映像はDVD販売もされる。
詳細・問い合わせは、東京福音リバイバル聖会(電話:042・495・8041、ホームページ)まで。