【CJC=東京】バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは元旦、サンピエトトロ大聖堂でミサを司式、神の救いの計画に完全に参与し、イエスの受胎からカルバリでの十字架上の死に至るまで、イエスと強く結ばれ、イエスの傍らにとどまり続けた母マリアを観想した。
教皇は、信仰の人であり、心を神とそのご計画にあまねく委ねた母マリア無くして、イエスを理解することはできないと話し、さらに、キリストとマリアの結びつき同様、キリストと教会の緊密な関係を強調した。イエスによる救いの業は、母なる教会を考えずには理解できないと述べながら、「イエスと教会は分かつことはできず、キリストを愛して、教会は愛さないということはできない。教会という神の大きな家族こそが、私たちをキリストに導く」と述べた。
今年の「世界平和の日」のテーマに「もはや奴隷としてではなく、兄弟姉妹として」を掲げた教皇は、現代のあらゆる形の奴隷制と闘うように呼び掛けた。