【CJC=東京】キューバと国交正常化交渉に入ると、バラク・オバマ米大統領が発表したことに、野党・共和党が反発している。
キューバ系米国人で次期大統領候補にも名が挙がるマルコ・ルビオ上院議員は17日、「カストロ政権を利するもので不可解だ」とキューバ移民の危機感を代弁した。ルビオ氏は上院外交委員会のメンバー。上下院ともに共和が多数を握る1月招集の新議会で、大使人事や大使館の設置予算などを認めない意向を明らかにした。
ルビオ氏は「オバマ氏は政権の遺産(レガシー)を輝かしいものにしたいだけだ」と批判。そのうえでラウル・カストロ国家評議会議長との和解は「北朝鮮やイラン、ベネズエラの独裁者を優位に立たせるだけだ」と述べ、他の独裁政権に足元を見られると訴えている。