ビリー・グラハム氏は7日、友人や家族と共に96歳の誕生日を迎えた。同僚の信仰のリーダーたちがこの日、この著名な福音宣教者にお祝いのメッセージを送った。
同日発表されたプレスリリースによると、800人以上の招待客を招いた昨年の誕生会とは打って変わって、今年、ビリー・グラハム氏は米ノースカロライナ州モントリートの自宅で静かに誕生日を祝った。息子のフランクリン・グラハム氏は父ビリー・グラハムの支援者らに、96歳のビリー・グラハム氏が確かに元気であることを伝えた。
「身体的な容態のために外出することはできませんが、最近起こっていることや、60年以上前に始めた宣教の働きの現況には今でも関心を持ち続けています」と、ビリー・グラハム氏の長男であるフランクリン・グラハム氏は語った。
ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)の会長でもあるフランクリン・グラハム氏はこの日、ビリー・グラハム氏がこれまでしてこなかったメッセージである、「私の希望」シリーズの最新メッセージ動画「Heaven」を新たに公開したことを発表した。
「『My Hope』や『Heaven』の動画制作のような機会によって、私たちは父が召されている働きを続けられるよう助けられるのです」とフランクリン・グラハム氏。「私の父のためにお祈りください。そしてまた動画を観る方々のために、その方たちもまたイエス・キリストにある平安を知ることができるようにお祈りください」と語った。
昨年に収録されたこのメッセージは、差し迫った自身の死について論じながらも、今だ熱心なビリー・グラハム氏の姿を伝える。
「私はもうすぐ天国に行くでしょう。そのことを予測し、とても期待して楽しみにしています」と、ビリー・グラハム氏は動画の中で、個人伝道の仕方について説明する前に語った。
視力と聴力の悪化に苦しんでいるにもかかわらず、ビリー・グラハム氏はまだ毎日の黙想、聖書通読、スタッフたちとの祈り、また家族や親友の訪問を楽しんでいる。96歳の誕生日に、米サドルバック教会のリック・ウォレン牧師など多くのビリー・グラハム氏の友人たちが、ソーシャルメディアを通して祝福のメッセージを投稿した。
「最も年上の大先輩ビリー・グラハム先生、96歳のお誕生日おめでとうございます。35年にわたるご指導、守り、そして愛に感謝致します」と、ウォレン牧師はツイッターに投稿し、ビリー・グラハム氏の誕生日を祝うメッセージを寄せている。