製作総指揮者のローマ・ダウニーとマーク・バーネットは5日に行われたイベントで、米NBCの新ドラマシリーズ「A.D.」(キリストの死後の意味)を、多様なキャストの写真と共に披露した。
昨年大ヒットを記録したダウニーとバーネットによる「ザ・バイブル」シリーズに続いて、「A.D.」ではイエス役にアルゼンチン人俳優のホアン・パブロ・デ・パーセを起用し、マグダラのマリア、ヨハネ、ヤコブ、熱心党のシモンなどの聖書の象徴的な人物の配役には世界中の役者が集められた。
「キリスト教は歴史的にも、最も多様な人種の民の動きを作り出しました。だからマークと私がこの壮大なる『A.D.』の物語をNBCに持ってくるとき、教会が世界中にあるように、多様で素晴らしいキャストを見つけることが重要でした」とダウニーは声明で語った。
また、「彼らの素晴らしい演技を視聴者にお見せできるのが楽しみです。そしてその役柄の中に、観客たちも自らの姿を見い出すことを望みます」と付け加えた。
「A.D.」は「ザ・バイブル」シリーズが終わったところから話が始まり、教会の誕生にまつわる苦悩に満ちながらも感動溢れる道のりをたどる。「A.D.」は特に使徒行伝の最初の10章に沿って語られ、キリストの死後、使徒たちやイエスの母であるマリア、また当時の政治や宗教の重要なリーダーたちがどのような影響を受けたかを描き出す。
この新シリーズはイースター(復活祭)の日曜日である2015年4月5日にNBCで初放映される予定だが、すでにT.D.ジェイクス牧師などの信仰のリーダーたちからの支持を集めている。
「マークとローマは、またもやテレビ向けの大傑作を生み出してくれた」と、ダラスに拠点を置くポターズハウスのT.D.ジェイクス主任牧師は、この夫婦の製作チームについて語り、「この素晴らしいシリーズは、この力強い夫婦から観客がまさに期待しているような、情熱溢れた壮大な物語で、『A.D.』は、最も必見のテレビ番組です」と紹介した。
レイクウッド教会のジョエル・オスティーン牧師とビクトリア・オスティーン牧師夫妻も声を揃えて称賛し、「私たちの友人でもあるマーク・バーネットとローマ・ダウニーの新番組シリーズ『A.D.』に期待を寄せます。これはキリスト教の誕生とその成長を描いたもので、初代の信者たちが、迫害を受けながらも信仰を捨てずに、この世が見たこともないような神の壮大なるムーブメントを世に送り出した話なのです。福音が2千年前だけでなく、今日にも通用するものと知り、人々の心が揺り動かされることを信じています。この力強い信仰と、犠牲、勝利のメッセージを、皆さんにもぜひ見て体験してほしいと思います」と語った。