米南部バプテスト連盟(SBC)議長のロニー・フロイド氏は、米国の教会が霊的な目覚めを体験することができるよう、祈りに多くの時間を費やすようにと米国の牧師たちを促している。
「私はどの牧師の方にも、できるだけ朝の多くの時間を神様にささげることを推奨します。私は牧師たちが祈り始め、生活の中で祈りと御言葉を最重要視し、彼ら自身の中で主が働くようになるとき、より良い説教ができるようになり、より良く教えることができるようになり、そしてもっと教会は生き生きとし出し、大宣教命令のためにより多くのことを実行していくことができるようになると思っています」とフロイド氏は米クリスチャンポスト紙に語った。
今、祈りがこれまで以上に重要になってきているとフロイド氏は考えている。今年6月、フロイド氏は、南部バプテスト連盟の新しいリーダーとして選ばれる選挙の前夜、米国内最大のプロテスタント教派である同連盟が、洗礼数の低下にあるということを明らかにした。アーカンソー州に拠点を置くクロス・チャーチの牧師を務める同氏はまた、「米国において、神様による大きな動きがあってから100年以上」が経っていると自身のウェブサイト上に書いた。
「米国全土と、米国および米国を越えたイエス・キリスト様の教会の将来の重要な鍵を握っているのは、米国と、米国の教会に大規模の霊的な呼び覚ましが起こることであると、私は本当に信じています」
フロイド氏は、米国の偉大な霊的目覚めに先駆けるための最初のステップは、教会員の間、特に教会リーダーたちの間でなされる毎日の祈りという新たなコミットメントであると考えている。
フロイド氏は、早朝は個人的な誰にも邪魔されずに集中して行える祈りのための絶好の機会だと語る。フロイド氏は自身の日課として、早朝の数時間は神に祈りをささげているという。
「一週間のうち5日は、私はたいてい朝3時に起き、数時間主と深く交わる時を持っています」
しかしながらフロイド氏は、牧師たちが祈るならば、祈る時間についてはそれほど問題ではないと言う。 「今、多くの人にとっては夜遅くが(最も適しており)良いと言います。私はそれを踏まえ、律法主義的な問題を作るつもりはありません。いつ祈るかは問題ではありません。大事なことは、神様と時間を過ごすことです。重要なのは、彼らが彼らの生活の中で祈りと御言葉を最優先することで、それが私が本当にお願いしたく、またそうするようにと励ましたいことなのです」
最近のブログでフロイド氏は、ひざまずいて神のもとに行くという行為は、「バランスを失い、神学的な間違い(を犯すこと)から私たちを防ぐことができる」と説明している。
祈りは神への信仰を表すことだ、とフロイド氏は言う。「私が神様のもとに行き祈るのは、神様が神様であられるゆえ、また神様がどんなことをおできになられる、そのゆえです。私は、神様はどこでも、誰とでも何かをすることがおできになると信じています」と、フロイド氏は強調する。
フロイド氏は、牧師たちが祈るときには、神の御言葉への権限、力、従順をもって、そうすべきだと語る。
「神様がくださる聖書の中の約束の御言葉が私たちに与えられるとき、神様が何か特定の言葉を私たちの心の中に与えてくださるか、または聖書の言葉そのものを通して、私たちはその上に立つことができます。なぜならこれは神様の言葉だからです」
フロイド氏はまた、教会に対し、牧師たちの祈りの運動に参加するよう促している。この運動では、米国の偉大な霊的目覚めのため、世界的な伝道のため、同連盟の2015年の会合とフロイド氏のための祈りを要請している。
「恐縮ではありますが、毎日私のために祈っていただきたい」、とフロイド氏は言う。「私は、人生の中でこれまで以上に祈りを必要と感じたことがありません。私の荷は重く、やらなければいけないことが山積みです。しかし希望は私の中で膨れ上がってきています。特に人々が毎日私のために祈っていることを知ったときはそうです」
フロイド氏は、全米の何千もの牧師たちがこの運動に参加することを期待している。同氏のウェブサイト上では、この運動に参加したい人が署名をし、他のユーザーと共有することができるようになっている。