8月13日水曜日の夜、カナダ出身のポップスター、ジャスティン・ビーバー(20)は元恋人で女優兼歌手のセレーナ・ゴメス(22)と、米カリフォルニア州ロサンゼルス市の教会で行なわれたジュダ・スミス牧師による聖書の学びへ参加した。ビーバーは、最近は公私ともに自身のキリスト教への信仰について再び言い表す姿を見せている。
彼もまた、若者の間で流行っているいくつかのソーシャルメディアに凝っているが、最近は自身のインスタグラムに信仰を表す発言や聖書箇所を投稿。英デイリー・ミラー紙(電子版)が報じたところによると、ビーバーは先月、スペインのイビサ島で行われたパーティーで俳優オーランド・ブルームと口論になり、それ以降パーティー三昧の生活を少しずつ改めている。
今月12日にはツイッター上で、「毎日、神様が新しい機会をもって私たちを祝福してくださっているということに気づく。より良く、より素晴らしくなれ」とつぶやき、またその2日後には「神は素晴らしい」「あなたの錨(いかり)は誰?神は素晴らしい。@judahsmith(スミス牧師のツイッターアカウント)」と投稿した。
過去1年間にわたり、ビーバーは自身が洗礼を受けたヒルソング・ニューヨーク・シティー教会のカール・レンツ牧師をはじめ、霊的なメンターたちと一緒に時間を過ごすようになっている。
レンツ牧師は、ビーバーが絶えず格闘してきた彼自身の行動について、それを克服していくための支援をしてきたことを今年の初めに明かしている。
「私はジャスティンを愛しているし、彼は良い子です。彼は問題についてどうしたらいいか考えている」とレンツ牧師は米CBNに語った。「彼の行動や振る舞いについて・・・彼は今どうすべきなのか考えているところです。では、私たちは何をすべきでしょうか。中にはジャスティンのことを『彼はこれでもクリスチャン?』と思う人もいるでしょう。私が人々に言うのは、恵みや受け入れるということは、認めることではないということです。それは言わば、『私はあなたを人間として受け入れるけれども、あなたの行動については受け入れられない』ということ。そのようにして、私たちも愛されているのではないでしょうか。私たちが愛するのは、まず初めに神様が私たちを愛してくださっているからです」
また、レンツ牧師は「ジャスティンの警察官であることが私の仕事ではありません。私の仕事は彼の友となること、それに尽きます」と付け加えた。
米ワシントン州シアトル市にあるメガチャーチ「ザ・シティー・チャーチ」で牧会するスミス牧師もまた、過去のビーバーの行動について擁護した。ある時は、ブラジルの売春婦と寝た、アルゼンチンの旗を軽視した、不法にホテルの壁に自分のサインを描いた、などの真偽の分からない、根拠のない主張や申し立てが公になされた後、スミス牧師はビーバーとカウンセリングをした、と米ハリウッドレポーター誌は伝えている。
「私は、彼が常に世間の目に晒(さら)されていることをうらやましいとは思いません」とスミス牧師。「彼は非常に恵まれた生活を送っていますが、同時に責任や人々からの期待も伴います。ジャスティンは今、よく調べて、それが何なのか見つけ出そうとしているところです。彼は非常に思いやりがあり、察しがよく、愛情があり、忠実で、彼が信頼を置く人に対して非常に献身的です。私は多くの人がこのような彼の側面を見るようになることを望んでいます」
スミス牧師によるロサンゼルスの教会での聖書の学びは、他にもハリウッドの著名人を惹きつけている。女優のヴァネッサ・ハジェンズ、米エンターテイメントニュース番組『E! News』のジェイソン・ケネディ、また作家・映画プロデューサーでビーバーの母であるパティー・マレットもその一人だ。