東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)は、9月から10月にかけ、神奈川県大和市のカンーバランド長老キリスト教会高座教会を会場に、信仰継承をテーマにした公開講座を開催する。
開催するのは、2014年度秋学期高座エクステンション「信仰継承を神学する~信仰のイノベーション継承」で、9月6日から10月4日まで、5回シリーズで行う。公開講座のコーディネーターである同大学の山口陽一教授(大学院神学研究科委員長)は、「50、100年経って生き生きと、福音に生きる教会を形成したいものです。TCUの教員がそれぞれの研究分野から信仰継承の神学を語らせていただきます。これを逃すと他では聴けないようなラインアップと内容です」と紹介している。
第1回目は9月6日(土)に行われ、同大学講師の岩田三枝子氏が「賀川豊彦・ハル夫妻にみる信仰継承」をテーマに講義。「賀川豊彦・ハル夫妻は、スラム活動にはじまる社会活動において、大正時代に大ブレイクしたクリスチャン夫妻です。夫妻のビジョンがどのように次世代へとつながれてきたのかをたどりたいと思います」としている。
第2回目(9月13日)は菊池実准教授が「聖書学とユダヤ人の伝統から見る『信仰継承』」を、第3回目(9月20日)は岡村直樹教授が「ユースの心の理解と対応」を、第4回目(9月27日)は山口陽一教授が「キリシタンの信仰継承」を、第5回目(10月4日)は、篠原基章助教が「宣教共同体から考える信仰継承」を講義する。
各講義の時間はいずれも、土曜日午後3時から同4時50分(110分)。受講料(一括)は1万2千円(支援会割あり)。会場の高座教会(神奈川県大和市南林間2−14−1)は、小田急線南林間駅(西口)から徒歩数分。申し込み締め切りは9月1日(月・必着)。申し込みは、氏名、住所、電話番号、所属教会を記載し、同大学高座エクステンション係(電話:0476・46・1131、FAX:0476・46・1405、メール:[email protected])まで。ネットでも申し込み可能。