日本聖化協力会(JHA、東京都千代田区)は来年、創立30周年を迎えるのを記念して、記念大会を青山学院大学で開催する。また、記念出版事業として記念書籍『聖化の説教』(全3巻)も出版する。
日本聖化協力会は、1985年に聖書的聖化を日本各地に広げるべく結成された「日本聖化交友会」を前身とする団体。日本聖化交友会は、約50年にわたってホーリネス関連の書籍出版を行ってきた「福音文書刊行会(EPA)」主催の聖会を引き継ぎ、「聖化大会」を毎年開催し、その働きを全国10カ所に広げるまで活動をしてきた。2008年には日本聖化交友会とEPAが統合し、現在の「日本聖化協力会」となった。
来年10月12日(祝・月)に青山学院大学の青山キャンパス(東京・渋谷)で開催される30周年記念大会では、第1回聖化大会(1986年)で講師を務めたジョン・N・オズワルト博士(米アズペリー神学校客員教授)が主講師として講演する。1日の日程で、記念式典、2つの聖会、「聖化のリバイバルを目指して」をテーマにしたパネルディスカッションが行われる予定だ。
同協力会の竿代照夫会長(インマヌエル中目黒キリスト教会牧師)は、同協会の機関誌『聖化』最新号で記念大会について触れ、「主にある全国の皆様、ぜひ大会への出席をご計画ください。遠路からの参加は、時間的・経済的にも大変であると思いますが、聖化メッセージに触れ、その恵みを分かち合うまたとない機会です」と、参加を呼びかけている。
また、「この大会のためにもお祈りください。大会の祝福はもちろん、この大会をきっかけに、聖書的な聖化の恵みがリバイバル的に広がる大きなうねりが起きるように祈っていただきたいのです」と、大会のための祈りも求めている。
一方、記念書籍として出版される『聖化の説教』は、同協力会に属する牧師たちが、聖書全巻から聖化に関するメッセージを汲み取り、説教としてまとめる説教集。全3巻のうち1巻目となる「旧約編I」(税抜1500円、Kindle版:700円)はすでに昨年10月に出版されており、21人の牧師が、旧約聖書の創世記からエステル記の中から、聖化のメッセージを記している。
各牧師が自身の教会の礼拝で説教するような内容で執筆しており、「特別な聖会で語られるものではなく、牧会的な配慮に満ちた普段着の説教になっている」という。
旧約聖書のヨブ記からマラキ書までをカバーする2巻目「旧約編II」は今秋に出版予定で、「新約編」は来年の出版を予定している。