関東聖化交友会(関東JHA)主催の第21回「聖化大会」が15日、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京・新宿)で開催された。午後7時開会の青年大会では、フランシス・アズベリー伝道協会ラテン・アメリカ伝道主事のジム・ハリマン博士が「選択とその結果」(創世記2:15〜17)と題して、青年たちに聖書のメッセージを伝えた。この日、216人が参加した。
日本の未来を託された青年たちを前にハリマン博士は、人生においてもっとも大切な選択は、「神に従って生きるか」それとも「神に背を向けていきるか」、この二つのうち一つを選ぶことであると説いた。
創世記2章15〜17節には、神が人に与えた戒めが記録されている。最初の人間であるアダムとエバは、この戒めを守ることも、それを破って神に背くこともできる自由を神から与えられていた。神は、人間がボタン一つで従うロボットのような存在であることを望まず、自発的な心から関係を持つことができるようにと、人間に「選ぶ」能力を与えた。
神は人間を自由な意志を持つものとして創られた。人間は、神に従って生きることも、神に従わずに生きることもできる。
選択には必ず結果が伴う。あるときにした選択が、その人の将来に大きな変化をもたらすことがある。アダムとエバは、神の戒めを破ることでエデンの園から追放された。神に逆らうという選択に伴った、あまりに悲惨な結果であった。
しかし一方で、神に従うことに伴う結果も聖書には記録されている。「私と私の家とは、主に仕える」(ヨシュア記24:15)と断言したヨシュアは、神が約束した地カナンを征服し、イスラエルが生んだ最も偉大なリーダーの一人となった。彼は、若いときに神に従う決意をしていた。
ハリマン博士は、「神は(みなさんに)命と喜びを与えたいと願っている」「心から愛しておられる」「だから、神を選んでください」「イエスに従うとき、今、あなたが想像もしないような道をあなたにそなえてくださいます」「イエスは、あなたのベストフレンドです」と聴衆に迫った。
メッセージの後、「イエスに従う」決意を新たにした青年たちは、講師の招きに応じていっせいに教壇の前に進み出て、それぞれの心に信仰の決意をしっかりと刻み込んでいた。
大会はこの後、16、17日と続いた。この青年大会も含め、全部で7つの集会が開かれた。