韓国・汝矣島(ヨイド)純福音教会の創立者で元老牧師の趙鏞基(チョー・ヨンギ)氏について、虚偽の事実を流布し、名誉を棄損したとして起訴されていた李氏(73)に対し、ソウル南部地方裁判所は7日、情報通信網利用促進及び情報保護等に関する法律違反(名誉棄損)で、200万ウォン(約19万5000円)の罰金令を下した。
李氏は反キリスト教市民運動連合で10年にわたって活動しており、2009年から同連合のサイトに、趙牧師を侮辱する内容を数回にわたって掲載していたという。昨年12月に略式起訴され300万ウォン(約29万円)の罰金を命じられたが、李氏がこれを不服として正式裁判を請求していた。
韓国の国民日報によると、李氏は「インターネットに掲載された内容を引用しただけ」などと主張したが、裁判所はこれを認めなかった。
また、法律事務所ロゴスの関係者は同紙に対し、「今回の判決は、趙牧師に関してインターネット上に流布されている言葉にもすることができないあらゆる疑惑と悪口が虚偽事実であることを確認したものだ」「インターネットで虚偽の主張を流布する人々にこれ以上の違法行為をしてはならないという警告を与える意味がある」などと語った。