【CJC=東京】シリアの反政府勢力はイスラム主義を強調する「アルカイダ」の影響を受けているとされ、トルコ国内に潜伏しているが、国境を越え、アルメニア系とキリスト者市民の多いケサブの町に攻撃を加えている。
カナダのアンドリュー・ベネット宗教の自由大使は「アルメニア教会が冒涜され、アルメニア系市民は居宅から追い出されている。アルメニア使徒教会とアルメニア・カトリック教会信徒など、シリアのキリスト者への攻撃が続いている。これは認められない」と声明で指摘した。
アルメニア・カトリック教会の首長ネルセス・ベドロス19世タルモウニ総主教はフィデス通信に、「銃声を聞いたキリスト者は早朝に脱出するものの、中にはパジャマ姿で、何も持ち出せないままだ。反政府軍はトルコ国境の山岳部からやって来る。多くが重武装だ」と語っている。