日本カトリック正義と平和協議会は31日午前11時、袴田事件再審決定に関する同協議会事務局長のメッセージを発表した。全文は以下の通り。
再審決定と共に48年間の拘置と死刑執行停止され晴れて拘置所の門から袴田巖さんが自由の身になりました。
これも多くの支援者たちのお陰と秀子さんの力です。
神さまは無実な人を決してお見捨てにならないことが証しされました。
本当に良かったです。
私は昨日は静岡には行きませんでしたが、門間正輝さん(無実の死刑囚・袴田巖さんを救う会代表)、幸枝さん(同副代表)夫妻と3人の東京での支援者たちは徳田教会に泊まって朝5時に車で静岡地裁まで出かけて行きました。
裁判長が今まで予想もしなかった、「袴田に対する拘置を続けるのは堪え難いほどの正義に反する状況にある。」という言葉で釈放したことは長年にわたって再審請求を訴え続けた姉の秀子さんの愛と信念が実りを結んだのだと思います。
静岡地検は同日、拘置停止を取り消すよう、東京高裁に通常抗告していました。
しかし東京高裁(三好幹夫裁判長)は28日、拘置の停止を認めた静岡地裁の判断を支持する決定をしました。
けれども検察は再審決定を不服として控訴しようとしています。そうならないようにお祈り下さい。
声明文と決定要旨・骨子をどうぞご覧下さい。
http://www.jccjp.org/jccjp/ML_files/2014.3.31%20hakamada.pdf
日本カトリック正義と平和協議会事務局長
大倉一美