ローマ教皇庁文化評議会議長のラバーシ枢機卿が、長崎の教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産登録を支援するため、文化庁長官に文書を送っていたことが分かった。地元の長崎新聞などが伝えた。
ラバーシ枢機卿が文化庁長官に文書を送ったことを最近、中村法道・長崎県知事に書簡で伝えたという。書簡には、文化庁長官宛に文書を送ったことを伝えた上で、「日本の関係当局によって受け入れられ、文化遺産の保護・振興における世界最高機関によって、(キリスト教の教えである)福音と日本文化が出合った証拠が正しく評価されることを願っております」(同紙)などと記されていたという。
カトリック長崎大司教区の高見三明大司教は昨年10月、教会群の世界遺産登録のため支援を求める中村知事の親書をラバーシ枢機卿に手渡していた。