ローマ教皇フランシスコ1世が、2013年度TIME誌「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。11日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。
11日朝、同雑誌マネージング・エディターのナンシー・ギブス氏はフランシスコ1世について「世界的な舞台における影響を与えた栄誉を讃えます。フランシスコ1世は世界でもっとも巨大な組織のひとつにおいて、劇的な方法で変革を行うことに焦点を当てられ、風潮を変えようとされてこられました」と伝えた。
ローマ教皇庁の広報官のフデリコ・ロムバルディ氏は同雑誌の発表を受け、AP通信に対し「フランシスコ1世に与えられる栄誉は驚くべきことではありません。栄誉を受け有名になろうと模索してこられた方ではありませんが、今回パーソン・オブ・ザ・イヤーに選出されたことで福音、すべての人々のための神の愛のメッセージがより伝わっていくことができたらと願っています。教皇もこの知らせを受け喜んでおられるに違いありません」と伝えた。
南米初のローマ教皇となったフランシスコ1世は中絶や同性愛、無神論や資本主義に対して数々の言及をして世界に影響を与えてきた。顔面が変形した男性を愛をもって抱きしめたり、女性の足を洗う姿などがオンラインで報道され多くの人々の心を引きつけていた。
特に欧州および南米のカトリック信徒らの間で、フランシスコ1世の姿を見て再び信仰の生に目覚めて教会に戻ってくる人々の増加が示されていた。