【CJC=東京】クロアチアで12月1日、憲法に「結婚は男女間の結び付き」との定義を盛り込むことの是非を問う国民投票が行われ、賛成66%、反対34%で承認された。時事通信が報じた。クロアチアはカトリック教徒が人口の9割近くを占めている。
政府が同性カップルの権利を拡大する法案を検討したことで、将来の同性婚合法化につながると懸念したカトリック組織が国民投票の実施に必要な署名を集めた。
中道左派の与党や人権団体が差別や人権侵害につながるとして反対票を投じるよう訴えたのに対し、カトリック教会は「伝統的価値観を守るべきだ」と主張して賛成を呼びかけた。