【CJC=東京】教皇フランシスコは、司祭を「名誉高位聖職者」として「モンシニョール」と尊称することを暫定的に差し止めた。ただ外交部門で活動している聖職者の尊称は例外として認められる。イタリアの日刊紙「イル・メッサジェロ」が9月12日報じた。
教皇はこの決定を、選出直後の4月12日には国務省上層部には伝えていたという。尊称要請の承認は同省が行っている。その際、教皇は10月までは承認を保留するよう求めたと伝えられる。
バチカンと全体教会改革のため助言者に任命された枢機卿8人との会合が予定されているところから、今回の暫定保留が固定化することも予想される。
第二バチカン公会議以来、尊称認可は激減したものの、ここ数年は復活している。