【CJC=東京】教皇フランシスコは5月7日、サンタ・マルタ宿舎内の礼拝堂でのミサで、キリスト者の忍耐と喜びをテーマに説教したが、その中で長崎の殉教者らについて言及した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、苦難の中でもキリスト者は決して嘆いたりせず、むしろ喜びにあふれていると強調した。
教皇は、殉教者たちが苦難の中でもキリスト教的喜びに満ちていたことを指摘する中で、特に長崎の殉教者たちを模範として挙げた。
教皇は、長崎の殉教者たちは死を待つ間も互いに助け合い、ある者たちは、殉教に行くにもかかわらず、婚姻の祝いに向かうかのようであったと話し、この忍耐の態度は自虐的なものではなく、キリスト者としてあるべき態度、「イエスの道」に導かれるための態度であると説教した。