多くの大学で夏休み期間中であり、また17日が祝日にあたることから、社会人も部分参加しやすいように配慮した。会議には参加者500人、夜の青年大会には700人の参加を目指している。「Reach The Young!~分かち合おう、青年宣教のVision~」をテーマに、(1)青年宣教の具体的な方策を含めた青年宣教のビジョンを分かち合う(2)第6回日本伝道会議に繋がる働きとしてのネットワーク作りと具体的な協力の開始(3)青年大会を通した献身へのチャレンジを目的に掲げている。
参加対象には、JEA以外にも大会の趣旨に賛同する教職、宣教団体スタッフ、青年、信徒が含まれている。高校生などが参加しやすい分科会も設ける。
ホーリネス教団委員長でホーリネス坂戸教会牧師の郷家一二三氏、東京基督神学校校長の山口陽一氏が、それぞれ「聖書から見る青年宣教」「歴史から見る日本の青年宣教」と題して講演を行う。また祝日となる初日の17日には、ナイトDEライトのライブが開催される。
NSD2012開催にあたって青年委員会は、「2009年9月に札幌で行われた第5回日本伝道会議の青年プロジェクトにおいて、青年宣教に関して集中して取り組む機会を設けて欲しいという声があがり、数年以内に日本青年伝道会議を開催するという志を全会一致で確認しました。このプロジェクトの思いを青年委員会が引き継ぎ、日本青年伝道会議の実現のための話し合いを積み重ねてきました。そのような過程を経て、日本青年伝道会議を開催することとなりました。この会議は、第5回日本伝道会議の実としての働きであり、第6回日本伝道会議に繋がることを目指すものです。青年宣教の急務が叫ばれている今、福音派における青年宣教に特化した全国規模の会議を開催するに至ったことに、主の豊かな導きを覚えます。また、この会議開催の期間、夜には青年大会が行われ献身へのチャレンジがなされます。若い世代の中から、献身者が多く起こされることを願っています」と開催趣旨を伝えている。
日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団理事長の細井真氏は、「日本全国の教会の青年伝道のさきがけとなり、それぞれの教会に多くの青年の実が与えられますように祈ります」と応援メッセージを寄せている。東京基督教学園理事長で日本同盟基督教団総主事の広瀬薫氏は、「開催を心から喜び、応援します。イエス・キリストに献身して生きる思いの方は是非東京基督教大学に来て下さい」と伝えている。
日本の諸教会で教会員の高齢化が懸念される中、青年の若い働き手が与えられ、日本を変革する力として遣わされていくことが期待されており、国内外のキリスト教指導者らの熱い祈りが注がれている。
NSD2012の様子は、動画サイト「ユーストリーム」上で生中継される。参加申し込みはNSD2012ホームページまで。