大石一久
(おおいし・かずひさ)
1952年、長崎県平戸市生まれ。山口大学文理学部東洋史学科卒。県立高校教師として教壇に立ったあと、長崎県文化振興課、長崎歴史文化博物館に勤め、現在、大浦天主堂キリシタン博物館副館長。石造物研究家として数多くの研究成果を持つ。
1952年、長崎県平戸市生まれ。山口大学文理学部東洋史学科卒。県立高校教師として教壇に立ったあと、長崎県文化振興課、長崎歴史文化博物館に勤め、現在、大浦天主堂キリシタン博物館副館長。石造物研究家として数多くの研究成果を持つ。
宣教師たちの、魂の救済や慈善事業などに見られる愛ある顔と、植民地を求める敵意ある顔。その2つの顔に直面した時、ミゲルはそのギャップに驚愕(きょうがく)し、苦しんだ。その苦悩はミゲルを新たな道へと向かわせた。それがイエズス会との決別であったと思われる。