-
映画「犬猿」と聖書にみる「きょうだい」をめぐる人間模様
見終わった後、ふと聖書に登場する「きょうだい」に思いを馳(は)せた。すると、聖書の中には、「犬猿」にそのまま登場させてもいいくらいの人物が多く存在している。彼らは本作の登場人物と同じくらい入り組んだ感情に束縛されている。
-
映画「修道士は沈黙する」 ロベルト・アンドー監督来日特別試写会ティーチイン開催
日本で3月に公開される映画「修道士は沈黙する」のロベルト・アンドー監督が来日し、イタリア文化会館(東京都千代田区)で27日、特別試写会ティーチイン(共催:ミモザフィルム、同会館)が行われた。
-
映画「修道士は沈黙する」 3月17日から全国順次公開
「ローマに消えた男」で国内外の数多くの賞を受賞したロベルト・アンドー監督の最新作「Le confessioni(原題)」(2016年、イタリア)が、邦題「修道士は沈黙する」として、3月17日から全国で順次公開される。
-
レイシズムを扱いながら、ゴスペルの歴史的本質をはっきりと際立たせている傑作 映画「デトロイト」
ビグロー監督が今回扱った題材は、1967年7月23日にデトロイトで勃発した一連の暴動とその後に起こった「アルジェ・モーテル事件」。その顛末(てんまつ)を事件の当事者の証言から再現した社会派ドラマが本作である。
-
アウシュビッツで身代わりの死 コルベ神父の生涯描いた映画「二つの冠」 9日から上映
第2次世界大戦時にナチスのアウシュビッツ強制収容所で身代わりの死を遂げたマキシミリアノ・マリア・コルベ神父の生涯を描いた映画「二つの冠」(原題:Dwie Korony)が、9日から東京都写真美術館ホール(目黒区三田)で上映される。
-
映画「ビジランテ」に見る、「神なき世界」に生きる人間の罪性とその果て
映画界ではクリスマスにふさわしいハリウッド大作を中心に、人々が「見て楽しむ」映画が次々と拡大公開されている。そんな温かい風潮に冷や水を浴びせるような1本が、12月9日から単館系映画館で公開される。タイトルは「ビジランテ」。意味は「自警団」である。
-
映画「地の塩 山室軍平」の東條監督が礼拝に参加 東京キリストの教会で
映画「地の塩 山室軍平」を手掛けた東條政利監督が5日、東京キリストの教会(東京・渋谷区)の礼拝に参加した。礼拝後には映画を鑑賞した人たちと交わりの時間が持たれた。
-
「ブレードランナー2049」神の像を見失った人間の未来を描く30年越しの一大絵巻
本作「ブレードランナー2049」は、前作の独特な世界観をさらに深化させ、さらに現代のデジタル技術をふんだんに用いた作りになっている。それだけでない。物語の核となる人間ドラマが前作以上に私たちの「生命倫理」を刺激するのである。
-
映画「サムソン」 2018年2月に全米公開
世界的なヒット作「神は死んだのか」など、キリスト教信仰をテーマにした作品を数多く手掛ける米映画制作会社「ピュア・フリックス・エンターテインメント」は24日、新作「SAMSON(サムソン)」を来年2月16日に全米で公開すると発表した。
-
映画「永遠のジャンゴ」に見る音楽の強靭性と包括性―キリスト教的視点をもとにして
舞台は1943年、ドイツ占領下のフランス、パリ。ミュージシャンとして絶頂期にあったジャンゴの生きざまを、彼の出自であるジプシーたちの悲哀とともに描き出している。
-
「猿の惑星 聖戦記」は、聖書の「出エジプト記」をモチーフにした現代アメリカの壮大なメタファーだ!
なぜこのようなSF作品が「出エジプト記」と関連付けられるのだろうか。ここで1つ歴史神学的な視点が、この映画を理解するためには必要になる。それは、米国において「イスラエルの民」とは、自分たち米国市民のことを意味しているということである。
-
映画「地の塩 山室軍平」東條政利監督インタビュー 21日から全国順次ロードショー
日本人で初めて救世軍士官となった山室軍平(1872~1940)。その生涯をさわやかに描いた映画「地の塩 山室軍平」(東條政利監督)が21日から、東京の新宿武蔵野館、軍平の出身地である岡山のシネマクレールなど、全国で順次公開される。
-
意外な掘り出し物? 映画「散歩する侵略者」に見るキリスト教的愛の善なるイメージ! 青木保憲
9月9日から公開された「散歩する侵略者」は、タイトルやそのスチール写真から連想されるジャンルは、ホラーSF映画であろう。しかし、2時間10分の物語にしっかりと向き合うなら、実は壮大な「愛」の物語、しかもキリスト教的視点から愛を高らかに称揚していることが分かる。
-
「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」がノンクリスチャンに投げ掛けるもの 青木保憲
分かりやすいと言えば分かりやすい。しかしそれは、キリスト教的な予備知識を持っていれば、という条件がつく。逆にこれがないまま見せられると、感情移入もできないまま、最終回答を突き付けられることになるため、むしろ白けてしまう。
-
「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」がキリスト者に投げ掛けるもの 青木保憲
誰にでも起こり得る突然の悲劇と、そこで苦悩する主人公マックの姿は、子を持つ親なら誰もが身につまされる。だから、彼の身に起こる出来事を、そのままスクリーンを通して私たちも体感することになる。それはまるで21世紀型『天路歴程』と言ってもいい。
-
1人の青年の成長物語がいつしか「私たちの物語」に! 「スパイダーマン:ホームカミング」
スパイダーマンの魅力とは何か。そして本作「ホームカミング」に至るまで、彼が世界中で愛されてきた理由、特に日本人が彼を気に入った理由、それは実はキリスト教(聖書の言葉)に基づいた結構まっとうなものなのではないだろうか。
-
「君の膵臓をたべたい」 現代日本の人間関係、その心の機微を見事に描き出した秀作
特に教会で若者たちと接する機会が多くなるにつれ、この主人公たちのような心情とその繊細な心の機微に触れることはとても大切な学びの機会となる。今回は、現代日本(特にデジタル世代)に牧師や教会がどう向き合うかという視点から、この映画を題材にしてひもといてみたい。
-
どんな苦難も起こりうる世の中で、誰かのために祈る人に 鈴木秀子シスター推薦 映画「夜明けの祈り」
旧ソ連兵の蛮行によって妊娠させられた修道女の苦悩と、彼女たちを献身的に助ける若い女性医師マチルドの愛と勇気を描いた映画「夜明けの祈り」。公開を前に、鈴木秀子シスターに映画を鑑賞してもらった。
-
映画「夜明けの祈り」が私たちに投げ掛けてくるもの ―「神の国」はどこに存在するのか?―
「夜明けの祈り」を試写させてもらった。映画の衝撃はすさまじかった。こうして評論を書いているときも、ふとキーを叩く手を止めてあれこれと考え込んでしまう。
-
映画「レフト・ビハインド」の製作者、原作全16巻を基にした新シリーズの製作を発表
終末の世界を描いた映画「レフト・ビハインド」の製作と脚本を担当したポール・ラロンド氏が、原作の同名小説シリーズ全16巻に基づく新しい映画づくりに取り組んでいることを発表した。
人気記事ランキング
-
何をしても快く思ってくれない人への対処法 菅野直基
-
米国聖公会、会員数が3万7千人減少 礼拝出席者数は2年連続の増加
-
クリスマスイブに宝塚市で「Gospel in Christmas 祈りのコンサート」
-
カンタベリー大主教の退任日程発表、ヨーク大主教が職務引き継ぎ
-
旧約聖書学者の関根清三氏、瑞宝重光章を受章
-
【書評】藤原聡著『姉と弟 捏造の闇「袴田事件」の58年』
-
「世界的危機におけるキリスト教病院の役割」 アジアキリスト教病院協会が沖縄で総会
-
水嶋光一駐韓国大使、韓国基督教総連合会を訪問 代表会長らと会談
-
ブラジル聖書協会、聖書の累計印刷部数が2億冊に 3秒に1冊のスピードで印刷
-
ワールドミッションレポート(11月23日):ギニアビサウのカサンガ族のために祈ろう
-
「世界的危機におけるキリスト教病院の役割」 アジアキリスト教病院協会が沖縄で総会
-
東京高裁、根田祥一氏の訴えを棄却 賠償額を増額
-
トランプ前米大統領の再選に対する米国内のキリスト教指導者9人の反応
-
【書評】藤原聡著『姉と弟 捏造の闇「袴田事件」の58年』
-
英国国教会トップのカンタベリー大主教が辞意表明、児童虐待巡る対応で引責
-
米国聖公会、会員数が3万7千人減少 礼拝出席者数は2年連続の増加
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(210)MAGAムーブメントへの期待 広田信也
-
ブラジル聖書協会、聖書の累計印刷部数が2億冊に 3秒に1冊のスピードで印刷
-
「行き詰まりはチャンス」 日本リバイバル同盟が東京で祈りの祭典
-
旧約聖書学者の関根清三氏、瑞宝重光章を受章
-
米大統領選、トランプ氏が当選確実 勝利演説で語った「神が私の命を救った理由」
-
東京高裁、根田祥一氏の訴えを棄却 賠償額を増額
-
トランプ前米大統領の再選に対する米国内のキリスト教指導者9人の反応
-
カンタベリー大主教の辞任求める声上がる、同性間の性交渉支持する発言巡り
-
韓国の諸教会が連合礼拝・大祈祷会、ソウル中心部に110万人 同性婚反対など訴え
-
「行き詰まりはチャンス」 日本リバイバル同盟が東京で祈りの祭典
-
英国国教会トップのカンタベリー大主教が辞意表明、児童虐待巡る対応で引責
-
「世界的危機におけるキリスト教病院の役割」 アジアキリスト教病院協会が沖縄で総会
-
イスラム過激派が「異教徒」4人の処刑動画を公開 ナイジェリア
-
世界福音同盟、2025年に韓国・ソウルで総会開催へ 一部では反対の声も