キリスト者が教派を超えて祈る「断食祈祷聖会2011」が17日、東京都新宿区の東京中央教会で始まった。「混迷する世界に福音を伝える」を総テーマに、政治、教育、医療などの国内問題や、近隣諸国の抱える課題を各分野の専門家が3日間にわたって講演する。開会礼拝で同実行委員長の高木康俊氏(蓮根バプテスト教会牧師)は、「混沌の中だからこそ、神の創造のわざは起こされる」と語り、「神が日本に新しい創造をされる」と強調した。
高木氏は、「望みがないときに、そこに望みが起こる。それが創造のみわざ」と語り、「周りは真っ暗なのに、うちには希望と期待があふれている」と自身のうちに沸き起こる聖霊の働きを証しした。
高木氏は、「最後のひとりになっても祈りを継続することが聖霊のわざを起こすかぎ」と強調し、「日本は自覚症状はないが、深刻な状況」と切迫した祈りの必要性を参加者に訴えた。
聖会は19日まで行われる。時間は午前10時半から午後8時。部分参加もできる。19日は午後1時まで。参加費は1日のみが1000円、2日参加は1500円、全日参加で2000円。18日の午後6時半から同8時までの一般公開集会は参加無料(席上献金あり)。