書籍
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プレハブ借家で始まった教会が負債ゼロで1・5億円の多目的ビル建設 奇跡の記録が出版
最初はプレハブの借家で礼拝をささげていた日系教会が、4800坪という広大な土地を購入し、会堂を建て上げ、さらに総工費1億5千万円の多目的ビルを負債ゼロで建てた「神の奇跡の記録」がこのほど、『オレゴンの空の下で』としてまとめられた。
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『ジェイン・エア』 逆境の中で育った孤児の少女がつかんだ真実の愛の物語
逆境の中で育った孤児ジェイン・エアが、茨の道をたどる中で最後につかんだ真実の愛。キリスト教的ヒューマニズムにあふれるこの小説は、英文学の中でも特に優れた作品として今なお世界中で愛読されている。
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【書評】『映画を早送りで観る人たち』 教会も他人事ではないコンテンツ「消費」の時代
「映画を早送りで観る!? そんなバチ当たりなやからが存在するのか?」 本書を手にした私の第一印象である。しかし本書は、映画のみならずさまざまなデジタルコンテンツに向き合う若者の姿勢を通して、令和時代の「日本人気質」を照らし出している。
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【書評】伊藤耕一郎著『スピリチュアルのリアル 精神世界再考』
本書は、2021年に関西大学大学院文学研究科の博士課程を修了された伊藤耕一郎氏が、博士論文を基にまとめた書である。そのため、キリスト教を礼賛するようなものでもなければ、特定の宗教を啓蒙する目的のものでもない。
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【書評】『おばあちゃんの毒殺』 「宗教2世」の現役牧師による自叙伝的小説
青木保憲先生が執筆された『おばあちゃんの毒殺』という本の書評を依頼されたとき、「なぜ私に?」というのが正直な感想だった。というのも、青木先生とは面識がなかったからだ。同じコラムニストとして、青木先生の執筆活動に関しては知っていた。
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22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』
本書『22世紀の民主主義』は、「民主主義」と「資本主義」によって営まれている国家の現状を赤裸々に語り、しかもこの先どうなっていくかを大胆に予想した上で、どのような形態が「22世紀」に求められているかを語る「未来書」である。
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キリスト教書店大賞2022 大賞に奥田知志牧師の『ユダよ、帰れ』
全国のキリスト教書店の店員が選ぶ「キリスト教書店大賞2022」の結果が1日、公式フェイスブックで発表され、奥田知志(ともし)牧師(日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会)の『ユダよ、帰れ』(新教出版社)が大賞に決まった。
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神学書を読む(80)聖書の知恵を余すところなく体感させてくれる「コヘレトの言葉」を堪能できる3冊
今回取り上げる3冊は、「コヘレトの言葉」を専門に学び、数々の著作を発表している小友聡氏(東京神学大学教授、日本基督教団中村町教会牧師)の最近の著作である。小友氏の40年近い研究成果が、今回取り上げる3冊にまとめられている。
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【書評】『ヤバい神―不都合な記事による旧約聖書入門』
私は、『ヤバい神―不都合な記事による旧約聖書入門』の著者であるトーマス・レーマー氏の著作『申命記史書―旧約聖書の歴史書の成立』『モーセの生涯』の愛読者です。そのレーマー氏の新しい邦訳本が出版されたとあって、喜んで購読させていただきました。
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希望を失わずに戦争という嵐を乗り切った家族の物語 『あらしの前』『あらしのあと』
勇気と希望を失わずに戦争という嵐を乗り切ったオランダ人医師の家族の物語。いかなる状況の中でも、希望と隣人への思いやりを失わない限り、道が開けることを教えてくれるこの作品は、戦火や圧制に苦しむ多くの人々の胸に希望の火をともし続けるであろう。
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キリスト教書店大賞にもぜひ推したい! 『チ。―地球の運動について―』
「マンガ大賞2021」第2位などを獲得した『チ。―地球の運動について―』(以下『チ。』と表記)。4月には、第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞にも選ばれており、人気と作品のクオリティーの高さは折り紙付きだ。
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キリスト教書店大賞、2022年のノミネート10作品発表
キリスト教出版販売協会が主催する「キリスト教書店大賞」の2022年のノミネート作品がこのほど、同賞のフェイスブックで発表された。ノミネートされたのは、米国のコロナ病棟でチャプレンをした関野和寛牧師の『ひとりで死なせはしない』など計10点。
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「祈り」と私たちの距離を教えてくれる良書 『大学の祈り』
「祈りとは私たちと神様の距離である」と聞いたことがある。どれくらいの頻度で、どの程度の長さで、またどのような内容の祈りをささげるか、が両者の関係性を示すということであろう。そういった視点で見るなら、本書は「生活感あふれる祈り」で満ちている。
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神学書を読む(79)これぞ誰でも手にできる「組織神学」の本! 橋爪大三郎著『いまさら聞けないキリスト教のおバカ質問』
「神学」と聞くと、とっつきにくいイメージをお持ちではないだろうか。それでもまだ「実践神学」とか「聖書学」というと、何をするかがある程度イメージできるため、少し柔らかくなる気がするものだ。だが「組織神学」となるとどうだろうか。
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【書評】『親ガチャという病』 流行語を通して日本の趨勢を知ることができる啓蒙的一冊
次女から半年ほど前に教えてもらったネットスラングに「親ガチャ」という言葉がある。その時は意味を知って、「ますます世知辛い世の中になったな」くらいにしか思っていなかった。しかし、あれよ、あれよという間に市民権を得、流行語大賞にノミネート。
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景教研究の川口一彦牧師、新著『景教碑の風景』出版
川口一彦牧師(愛知福音キリスト教会)がこのほど、新著『景教碑の風景』を出版した。愛知県春日井市の歴史や文化を研究する地元の市民グループが発行する全10巻予定の冊子シリーズ「ふるさと春日井学」の第3巻。
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神学書を読む(78)島田裕巳著『性(セックス)と宗教』
さまざまな宗教において、「性」に関するタブーを散見することがある。特に私が生まれ育ったキリスト教、その中でも保守系(福音派、ペンテコステ派)において、この傾向は強かった。
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『イエス・キリスト物語』 ベテラン・チャプレンが少年少女に贈るイエス伝
原題は “The King Nobody Wanted”(誰にも喜ばれなかった王)。作者はノルマン・F・ラングフォルド。本書は米国で非常に高く評価され、数あるイエス伝の中でも特徴のある優れたものとして全米の少年少女のために推薦されている。
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【書評】『高校生がこれからの人生を生き抜くためのアントレプレナーシップ』『高校生に贈る7つのエール』
今回紹介する2冊は、同郷の後輩にして、私が通っていた教会の幼なじみと結婚した須山恵一氏の「講演集」である。愛知県半田市の半田高校出身で、名古屋大学から三菱重工業に入社し、民間航空機部門の第一線で活躍した人物である。
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神学書を読む(77)若松英輔・山本芳久著『危機の神学 「無関心というパンデミック」を超えて』
『不要不急』を取り上げた昨年9月の段階では、これに比する一般書が日本のキリスト教界からは出ていなかったように思う。しかし同年12月、ついに真打登場である。本書『危機の神学』は、まさにキリスト教界からのアンサーといえるだろう。
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