東京・上智大では聖フランシスコ・ザビエル誕生500周年を記念するコンサート、講演会、シンポジウムなど多彩な行事が開催されている。
こうした中、12月2、3日には劇「聖フランシスコ・ザビエルの来朝」が上演される。出演は同大の教職員と学生たちだ。
原作はイエズス会の故ヘルマン・ホイヴェルス神父。50年前に同校で上演された脚本を卒業生が見つけ、今回の行事で実行委員長を務める川村信三神父(イエズス会)に手渡した。
16世紀以降、イエズス会は教育に演劇を取り入れてきた。「ザビエルの記念の年に、これを成功させてあげたい」と川村神父は劇の上演を決意した。演出は同大名誉教授の磯見辰典さん(神奈川・カトリック雪ノ下教会)。
6月にビラを配り、出演者を募集。「多くの人に見てもらいたい」と、劇の会場を変更した。予算は当初の3倍必要なことがわかり、現在も献金を募集している。