キリスト教系NPO法人ワールドビジョン・ジャパン(東京・新宿区)がクリスマスにむけて、貧困に苦しむ世界の子ども3000人のチャイルド・スポンサーを募集している。同法人によると、8日午後9時現在までに2239人のスポンサーが決まった。
ワールドビジョンは、発展途上国の子どもたちが健やかに成長し、希望にあふれる人生を過ごせるようにと、地域の貧困の解決を目指すプログラム「チャイルド・スポンサーシップ」を実施している。
このプログラムは子ども1人の生活をスポンサー1人が支援するシステム。ワールド・ビジョンの創設者、ボブ・ピアス博士が1948年に宣教師として派遣された中国で少女の生活費と学費を支援したことが始まり。「『何もかも』はできなくても 『何か』 はきっとできる」というピアス博士の愛のこころが現在も受け継がれている。
貧困地域で特に貧しい子どもの一人を支援する。スポンサーには子どもの成長報告と現地の開発状況に関するプロジェクト報告、年末年始には、その子からクリスマスカードや手紙などが届く。現地訪問で直接会うことも可能だ。
スポンサーの中には自分の子と同じ年齢の子どもを支援する人も少なくないという。現地の子どもとの交流を通して、自分の子どもに発展途上国の生活の困難さや、それを乗り越える現地の人々の姿勢を学ばせるよい機会になっているという。
チャイルド・スポンサーになるともれなくメッセージ入りのオリジナル・オレンジバンドがもらえる。26日まで。申し込みはワールドビジョン公式サイト内の専用ページ(http://www.worldvision.jp/campaign06/)で。