日本聖書協会の大宮溥理事長は7日午後、同協会主催のクリスマス礼拝でメッセージを取り次ぎ、「世界を、自分自身を作り変えようという決意でクリスマスを迎えたい」と、神様の栄光と溢れんばかりの恵みを証した。会場の日本基督教団銀座教会(東京・中央区)礼拝堂には400人以上(主催者)が詰めかけ、席が不足して立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。
「共に旅する神」と題したメッセージで大宮理事長は、イスラエルの民が荒野をさまよって幕屋(テント)で生活をした40年の間神様も契約の幕屋で民と一緒に旅をされたと語った。そのうえで「神が人間となって貧しいところにお生まれになり、病気、死、あらゆる苦しみを一緒に経験し、ご自身は豊かであったにもかかわらず罪人である人間のために全てを無にされ、ケノーシス(へりくだり)の真理を示してくださった」と、時代を越えて人間と共に歩まれる神様の愛と恵みを強調。「キリストのいのち、力、恵みが注がれるとき戦争と動乱の時代を光をかかげて歩むことができる」と、現代を生きるクリスチャンに希望のメッセージを伝えた。
また、大宮理事長は、太陽の熱を一点に集中させると火がおこるように、全宇宙の真理が一点に集中して人となって来られたイエス様の恵みによってこころ燃やされる日がクリスマスだと語った。
同協会の渡部信総主事が礼拝の司会を担当。オペラ歌手の川藤勢津子さん(国立音楽院講師、常盤台バプテスト教会員)とコーラスグループ「ホゥリィマナ」(同教会員)が特別賛美を演奏した。