日本キリスト教団聖霊刷新協議会代表の手束正昭牧師(高砂教会)が先月韓国の成長教会を見学、研修し、帰国。本誌取材に対し自身の体験を通して日本のすべての牧師に成長している教会から学ぶことの大切さを訴えた。
この研修旅行はユニオン神学大学・教会成長大学院のプログラムで、日本の総福音化を目的として牧師、信徒が実際に成長した教会に赴き、教会成長を研究するもの。毎年韓国2教会、米国1教会、日本2教会の訪問を予定している。
今回手束牧師が研修したのはソウル市のクンモ第一メソジスト教会。(信徒数3千人)もともとは貧困地域であった現地を30年ほど前から主任牧師であるチョー・コウエイ牧師が牧会。開拓当初にくらべ、市民の生活水準が上がってはいても、会堂は質素のまま。しかし手束牧師は経済的な問題に苦しみ、さびしい心にある信徒一人一人の心が癒されていることを感じたと語った。
同教会ではトレイビアス(3日間の道)と呼ばれる特別な信徒訓練を取り入れているという。日本でもオンヌリ教会などがこの方式を取り入れており教会成長に役立てている。
次回の研修旅行はソウルのソマン教会(信徒数1万5千人以上)。アカデミーハウスと呼ばれる教会の研修施設にて学びが開かれる。
手束牧師は日本の教会が成長するために韓国で大きく成長した教会を目で見て学ぶことは大切だと語り、「今まで教会成長を学んだとしても机上の空論に終わることが多かった。牧師は他の教会を体験して自分の体を通して学び、宣教の実りにつなげていくべきです。」と述べた。