北朝鮮の人権改善に取り組む米団体「北朝鮮自由連帯」など非政府団体らが2日(現地時間)、ワシントンの在米中国大使館前で脱北者の強制送還に反対するデモを行った。
デモに参加した人々は「中国政府が脱北者を北朝鮮に送り返すことは人権の蹂躙(じゅうりん)」「強制送還に断固反対」などと叫んだ。
スーザン・ソルティ氏(NPOディフェンス・フォーラム代表)は、サム・ブラウンバック氏(米連邦上院議員)の書簡を読み上げた。サム氏は書簡で「中国は『難民の地位に関する1951年の国連協定』と 『1967年の議定書』に違反した」と中国政府を非難したうえで、脱北者の自由と安全を保障するよう訴えた。