世界的な伝道者、ビリー・グラハム師を祖父にもつウィル・グラハム師が今週、自身初の全米クルセード(伝道大会)を開催する。
世界各国で400以上のクルセードを敢行した祖父、全米33州および数カ国で伝道を展開する父フランクリン・グラハム師の背中を見て育った若き青年が今週、伝道者としての第一歩を踏み出す。
自身の召しは家系によるものではない、とウィル・グラハム師はこれまで幾度となく主張し続けてきた。「あなたも、あなた自身という人間であるべきだ」とウィル師。先の集会で会衆に対し、「ビリー・グラハムの代役でもなければ、彼のようになろうとも思っていない」と強調したその言葉は、大伝道者の家系に生まれ、周囲からの大きな期待の中で、信仰と使命の確証を模索するし烈な霊的戦いのさなかにある若き使徒の姿を思わせた。
グラハム師は現在、ビリーグラハム・トレーニングセンターの副センター長として奉仕をしている。クルセードは米国オハイオ州で開催予定で、来年にはさらにカナダの複数の都市での開催も計画中だ。講師としては過去にカナダやインドで奉仕をした経験がある。
「(祖父や父よりも)さらに大きな働きを達成できたら、それはそれで良いと思う」とグラハム師。「達成しなくても、それはそれで良い。私自身がしているのではないのだから」。
グラハム師はリバティ神学校、サウスイースタン・バプテスト神学校で学位を取得している。