日本ホーリネス教団が23日、神戸ベイシェラトンホテルで全国信徒大会を開催した。主催関係者によると、全国の加盟教会から500人以上が参加し親交を深めた。
内藤達朗牧師(同教団委員長)が開会礼拝で、ヨハネ12章1−11節を引用してメッセージを取り次いだ。同師は、教団や教会は不完全で、欠点や弱さも多いが、愛する心があれば、互いの欠点を受け入れることによって一緒に信仰の道を歩むことができると話した。
内藤師は、マグダラのマリアについて、自分の罪のためにイエス・キリストが十字架で死なれようとしていることを知り、イエスの足に高価な香油を塗り、髪の毛でぬぐったと説明。救いの尊さを知って心から感謝をするとき、人は自分の最も大切なものを主にささげると説いた。そのうえで、感謝の心をもって牧師や伝道師として献身したり、教会学校の奉仕をしたりする献身者が求められている、と招きの言葉を述べ、十字架を背負って生きる生き方を提示した。また、大会の準備に帆走したスタッフに感謝の辞を述べ、苦労をねぎらった。
このほか、北米ホーリネス教団の巡回伝道者、中野雄一郎牧師が講師としてメッセージを取り次いだ。また、ジーザス・ファミリーコンサート、各教会によるさまざまな催し物が行われた。
同教団は、主の家族として互いに愛し合い、団結して宣教に取り組むことの大切さを強調して、宣教の原動力を得たい考えだ。