クリスマスのアドベント(待降節)に先駆け、聖学院大(さいたま市)が22日夜、毎年恒例のクリスマスツリー点火祭を開催した。
日も落ちて暗くなった午後4時40分に集いを開始。同大フィルハーモニー管弦楽団の「そりあそび」の前奏、学生による聖書朗読、緑聖教会、みどり幼稚園園児の賛美歌、同大チャプレンの菊地順牧師による説教が行われた。菊地師は、よきサマリア人のたとえの箇所を引用。国内で問題となっている学校でのいじめについて、1人ひとりの小さな思いやりと行動の大切さを説き、イエス・キリスト降誕の意味を伝えた。
出席者が賛美歌「きよしこのよる」を歌った後、点灯。ツリーにやわらかな灯が点ると、「おぉ」と歓声が沸き起こった。
点火後、同大ハンドベル・クワイア、みどり幼稚園保護者、聖歌隊の賛美、会衆一同による「もろびとこぞりて」の合唱があった。点火祭後、出席者にクッキーが配られ、キャンパスでは緑聖教会によるバザーや温かなスープがふるまわれた。