今年9月から11月まで、米国内の4都市で「中国教会聖書宣教展」が開催される。中国の教会による聖書展としては、06年の開催に続いて2回目。
同展の開催を前に、中国政府公認の教会である中国基督教三自愛国運動委員会(TSPM)のフ・シャンウェイ委員長は今月初め、米国を訪問。世界福音同盟(WAE)やビリー・グラハム伝道協会(BGEA)などを訪れ、各団体から協力の約束を得た。
WEA国際ディレクターのジェフ・タニクリフ氏は、「聖書展は、中国キリスト教会の指導者間の対話をもたらし、洞察力の醸成を通して相互理解の橋を築くはずだ。中国の教会を理解する新しい道を開き、新たな問題を取り扱うことができる機会となるだろう」と期待を示した。
開催地は、ワシントンD.C.(9月28日〜10月2日)、シカゴ(10月12〜16日)、ダラス(10月27〜31日)、シャーロット(11月8〜10日)の4カ所。4カ所目のノースカロライナ州シャーロットの会場は、BGEAのオフィスとなる。
同展では、聖書が中国にどのように持ち込まれ、聖書の翻訳、印刷、頒布がどのようになされたか。また、聖書が中国人の間でどのようにして用いられるようになったのかを様々な形で展示する。中国人のクリスチャンアーティストによるパフォーマンス、中国の教会と米国の教会から講演者を招いてのセミナー、ワークショップも行われる。