【CJC=東京】米国に本拠を置く中国のキリスト教抑圧監視団体『対華援助協会』の発表によると、中国山東省餃州教会のザン・ガン(戦剛)牧師が10月26日、恒例の朝の聖書研究のために、教会員と一緒に教会に到着した際、平服の暴漢に襲撃された。同牧師は家の教会連合の総幹事を務めており、『対華援助協会』は暴漢が地元の公認・三自愛国運動教会に雇われたものと見ている。教会員たちは会堂として使用している建物から強制的に排除されたという。
襲撃は三自愛国運動指導者の子息たちにより組織されたものと見られるが、いずれもキリスト者ではない、という。同協会は、国務院宗教局の関係者が背後にいる、と報じた。この関係者は、ザン牧師を教会に立ち入らせないのは、彼が三自愛国運動教会の指導者ではないからだ、と語った。結局、ザン牧師に導かれているキリスト者1000人近くは、通常の集会は出来なくなった。
同協会は、山東省の三自愛国運動関係者に、家の教会キリスト者への攻撃中止を要請した、と語った。