【CJC=東京】ヨルダン川西岸地区への入境をイスラエル政府に拒否されたユダヤ系米国人で著名言語学者のノーム・チョムスキー氏(81)が5月21日、レバノンに本拠を置く急進的シーア派イスラーム主義組織『ヒズボラ』の指導者ナビル・カオク氏と会談した。
『アールル・バイト通信』によると、中東紛争、イスラエルと米国の政策などについて意見交換した。チョムスキー氏は、2006年のイスラエルによるレバノン攻勢は米国の決定によるものだ、と語った。
『ヒズボーラ』は1982年結成。イラン型のイスラーム共和制をレバノンに建国し、反欧米の姿勢の下で、イスラエル排除を掲げている。