秋篠宮家の長女・眞子内親王(18)は2日、国際基督教大学(=ICU、東京都三鷹市)の入学式に出席した。皇族のICU入学は初めて。
宮内庁によると、眞子内親王は、同大が幅広く一般教養や語学を学んだ後に専攻を決めるというカリキュラムを採用していることから、両親の秋篠宮夫妻と相談した上で受験。AO入試により昨年10月に合格した。
ICUは1949年、静岡県御殿場にあるYMCA東山荘での大学組織協議会に集まった日米のキリスト教指導者らによって創立された。設立時には、ニューヨークに日本国際基督教大学財団(JICUF=Japan International Christian University Foundation, Inc.)が設立され、日本では当時日銀総裁だった一万田尚登が募金運動に奔走した。53年の開学以来、「神と人とに奉仕する」ことを理念としつつ、少人数クラスでの対話を重視したリベラルアーツ教育に力を注いでいる。
同大出身者にはソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役社長の平井一夫氏や、サッカー中継などで知られるフリーキャスターのジョン・カビラ氏らがいる。