自殺者が年間3万人を超えている事態を改善するため政府は5日、自殺総合対策会議を開き、「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決定した。
同プランは内閣府が昨年11月にまとめた「自殺対策100日プラン」に基づいて決定されたもの。月別の自殺者数が最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、自治体などと連携して自殺防止活動を推進する。
具体的には、不況の煽りを受けて自殺者の多い中高年の男性に焦点を当て、昨年末にも実施したハローワークなどでの相談窓口の充実を図り、債務や心身に関する相談などを強化していくとしている。