ゴスペルを通じた国際協力活動を行うゴスペルスクエア・ファミリーは21日、初となるCD『Unity』(税込1050円)をリリースした。「Unity」ほか全4曲収録で、アマゾンや全国のCDショップで購入できる。今回のCDリリースは「Unity CD Project」(ケニア大使館後援)として行われたもので、CD1500枚の販売でケニアの村に井戸用ポンプ1つを贈る。
「Unity」は、ゴスペルスクエア・ファミリーのメンバー200人が歌うオリジナルの日本語ゴスペル。大人数で声を張り上げて歌い上げるという米国のゴスペルスタイルに日本語で挑戦したもので、大勢で歌う迫力がありながらも、その中には歌う一人ひとりの思いが詰まっている。
ゴスペルスクエア・ファミリーは、「NGOゴスペル広場」が運営母体となるスタジオ「ゴスペルスクエア」(渋谷)と、その支部活動「サニーサイドゴスペルクラブ」(横浜、町田、立川、三重、長野)の総称。現在のメンバーは総数800人で、日本最大級のゴスペルグループ。「楽しい時間のために使ったお金が、別の場所で大きな力になる」をコンセプトに、スタジオ会員費やコンサートの収益の一部を様々な国際支援に当てている。
07年にNGOゴスペル広場を立ち上げたナナ・ジェントル代表(28)は、19歳から本場の黒人教会でゴスペルを学び、05年には全国で初めて公立高校でのゴスペル授業を実現、ゴスペル歌手・講師として活動を広げている。「Unity」はナナ・ジェントル氏の作詞・作曲で、このほかに収録されている「Light Up My Day」も同氏作詞・作曲。
「Unity CD Project」のウェブサイトでは、「Unity」の楽譜、パート別音源(ソプラノ、アルト、テナー)が公開されており、バンドなどで練習用として使用できる。
CDには「Unity」「Light Up My Day」「His Eye Is On The Sparrow」「Unity-Let the world know(英語版)」の4曲のほか、それぞれのカラオケ版も収録されている。