オバマ米大統領一家は、黒人の公民権運動を指導したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師を記念する祝日の18日、首都ワシントンの福祉施設でホームレスや貧困者に食事を提供する奉仕活動に参加した。
オバマ氏は昨年1月20日、黒人初の米大統領に就任。大統領として初めて迎えた、尊敬してやまないキング牧師の祝日をミシェル夫人及び2人の娘とともにエプロン姿での奉仕活動に充てた。
キング牧師は、アフリカ系市民に対する人種差別を終わらせるために非暴力抵抗を唱えた公民権運動指導者。64年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞したが、68年4月4日、テネシー州メンフィスで演説中に白人男性に暗殺された。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム(私には夢がある)」の名演説で有名。
米国では現在、キング牧師の誕生日1月15日に近い1月第3月曜日が「マーチン・ルーサー・キング・ジュニア・デー」として祝日になっている。