12日にカリブ海の島国ハイチで発生したマグニチュード7.0の大地震を受け、国際機関や各国政府が相次いで支援を表明する中、キリスト教主義のNGO団体「ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)」は14日、「ハイチ大地震緊急援助募金」の受付を開始した。
大地震により震源地に近い同国の首都ポルトーフランスでは医療機関、大統領府、国連本部を含む多くの建物が倒壊し、数千人が下敷きになっているものとみられている。詳細な被害状況は未だ明らかになっていないが、死者10万人以上との見方も出ている。
31年にわたって同国で活動を行っているワールド・ビジョンは緊急人道支援の専門チームを派遣し、応急手当キット、石けん、毛布、衣類、水などの緊急物資支援の配布を実施する。また、日本事務所より15日、海外事業部緊急人道支援課課長の坂賢二郎スタッフを現地に派遣し、被災地域のニーズ調査を行う予定という。
ハイチ大地震緊急援助募金はWVJのウェブサイトで受付中。