NHK教育テレビで「歌のお姉さん」を務めたことで知られるゴスペルシンガーの森祐理さんが17日早朝、神戸市などが主催する阪神・淡路大震災追悼行事「1.17のつどい」に出演し、被災地で歌い継がれる「しあわせ運べるように」を独唱する。
阪神・淡路大震災で弟を失った森さんは、それを機に震災救援のコンサートを開催。以来、日本国内の震災ばかりではなく、スマトラ島沖地震の津波被害のための支援コンサートや、エチオピア飢餓難民のための救援コンサートなどを行って来た。神戸でも毎年追悼コンサートを開いて来たが、市などが主催する追悼行事で歌うのは今回が初めて。
「1.17のつどい」は17日午前5時から午後9時まで神戸市中央区の東遊園地で開催。午前5時に竹灯篭を点灯、地震の発生した同46分に黙祷し、遺族・同市長による追悼の言葉と献花が行われる。午後5時46分にも黙祷の時間が持たれる。問い合わせは、実行委員会(協働と参画のプラットホーム内、電話:078・321・3921)まで。