12日午後5時頃カリブ海の島国ハイチで発生したマグニチュード7.0の大地震を受けて、キリスト教主義のNGO団体「ワールド・ビジョン」は被災地に緊急人道支援チームを派遣した。被害状況の調査を行っている。
この大地震により震源地に近い同国の首都ポルトープランスでは病院を含む多くの建物が崩壊。被害状況は未だ明らかになっていないが、死者10万人以上との見方も出ている。
ワールド・ビジョンは31年にわたって同国で活動しており、「ワールド・ビジョン・ハイチ」のフランク・ウィリアム事務局長は「地震は35秒ほど続き、街中から悲鳴が聞こえた。多くの建物が崩れ、道にはがれきが散乱しているため、交通が遮断されている。地震発生後、多くの人々はなすすべもなく、道に座り込んでいる」と被災地の状況を伝えている。
ワールド・ビジョンの日本組織「ワールド・ビジョン・ジャパン」では、ハイチ被災者への緊急支援募金を受け付けるかどうか現在検討している。