ウェスレアン・ホーリネス教団(小寺徹委員長、東京都台東区)の第18回東京新年聖会が11日、東京都新宿区の淀橋教会で開かれた。「この町にはわたしの民が大勢いる―希望に溢れた宣教―」をテーマに3回の集会が行われ、同教団の教職や信徒ら約100人が参加した。
川崎豊牧師(野田キリストめぐみ教会)は、「救われたお互いが証しする使命に生きることを、主は願っていらっしゃる」と語り、毎年3万人以上が自殺する危機的な状況の中、福音を伝えることが急務であると強調した。
小寺委員長は、使徒パウロがどんな逆境の中でもひるむことなく神の言葉を伝え続けたと話し、「私たちは日々の生活の中で(福音の証しに)全力をつくしているでしょうか」と会衆に問いかけた。また、どんな不利益を被るとしても、使徒が最後まで主の導きに従い通したことを強調し、「自分のために生きる人生ではなく、神と人とに仕える人生を歩んでいただきたい」と述べた。
メッセージの最後には、「どんなことがおころうと、『神さま、助けてください』と一歩を歩むその決断を、神は喜んでくださる」と語り、神の栄光のためにどこまでも主に従い通し、恵みの福音を力強く証しする信仰の決断を会衆に迫った。
聖会最後の祈りでは、同教団顧問の峯野龍弘牧師(淀橋教会)が「主よ、私たちを用いて、人々を救い出し給え」「我ら諸教会が宣教共同体、祈りの共同体、愛の共同体として、救われる魂を求め、火の玉のようにまい進していく2010年でありますように」と力を込めた。