韓国の火葬率が近年上昇し、キリスト教文化先進国並みの70%台に迫っていることがわかった。キリスト教文化浸透のしるしと見ることができそうだ。朝鮮日報が伝えた。
儒教文化と風水思想が色濃い韓国の火葬率は70年には10.9%に過ぎなかったが、80年には13.7%、91年には17.8%、00年には33.7%と上昇を続け、08年には初の60%台となる61.9%を記録。近年では毎年3%台の増加率を示していることから、今年は70%を超えることも見込まれている。これに合わせて大規模な火葬施設の建設も進められているという。
この火葬率増加について韓国・保健福祉部の関係者は「イギリスやスイス、デンマークといったヨーロッパのキリスト教文化先進国の火葬率は70%台。火葬率が70%台を超えるのは、韓国の葬儀・墓文化が土葬から火葬に変わり、火葬が定着段階に入ったことを意味する」と話している。