外資系の高級ホテルブランド「セントレジス」が10月1日、「セントレジスホテル大阪」として大阪市中央区で国内初オープンする。宿泊料が1泊3〜4万円前後と、大阪で最も高級だとされる「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)に肩を並べる高級ホテルとなる予定だが、ホテル内にチャペルを設置しないため、結婚式の式場として近くの教会などと契約を結ぶとしている。
07年に発表された当初の計画案ではホテル内に結婚式場用としてチャペル設置が予定されていた。しかし、一般的な婚礼人数に見合った規模のチャペル設置が困難であったため、ホテル内の宴会会場を式場として使用したり、近郊の教会などと契約して対応するという。
同ホテルの予約は4月1日から始まる。約160室の宿泊部屋のほか、スパや空中庭園などを設ける都市型ホテル。1フロアに1〜2人の「バトラー(執事)」と呼ばれる従業員を配置し、24時間体制で利用客に様々なサービスを提供するのが特徴。
セントレジスを手掛ける米国のスターウッド・ホテル&リゾーツは、世界95カ国で850を超えるホテル、リゾートを所有・運営しており、セントレジスのほか、ラグジュアリーコレクション、シェラトン、ウェスティンなどの9のホテルブランドを展開している。セントレジスはその中でも最上級ブランド。