世界中でキリスト者の一致を祈るキリスト教一致祈祷週間(1月18日から25日)への参加を呼び掛けようと、日本キリスト教協議会(NCC)信仰と職制委員会とカトリック中央協議会エキュメニズム部門が共同で小冊子を作成した。小冊子には、今年のテーマ「あなたがたはこれらのことの証人となる」(ルカ24:48)の解説やそのテーマに沿った聖書研究に役立つ資料のほか、今年、「エジンバラ2010」を準備するスコットランドのエキュメニズム(教会一致運動)を紹介した文章などが盛り込まれている。
この運動は、「アトンメントのフランシスコ会」創設者であるポール・ワトソン神父が1908年に提案したもので、北半球では伝統的に毎年1月18日から25日に行われる。101年目を迎えた今年は、エキュメニカル運動の始まりとも言われるエジンバラ世界宣教会議の100周年会議「エジンバラ2010」を準備するスコットランドの諸教会が小冊子の原案を作成。宣教とエキュメニズムの深いかかわりを考察できる内容となっている。
今年のテーマも「今日キリストを証しすること」を主題に「エジンバラ2010」の準備に取り組んでいたスコットランドの諸教会が提案。テーマの聖句は、昇天前にイエス・キリストが最後に語った言葉(ルカ24章)であり、強調点や見解の相違があったとしても、福音を宣べ伝えるために働くという点ですべての教会が一つであることを表している。
日本では、クリスチャンセンター神戸バイブルハウス(神戸市、16日午後2時〜4時半)、日本ホーリネス教団・木場深川キリスト教会(東京都江東区、17日午後2時〜4時)、目白聖公会(東京都新宿区、24日午後2時半〜4時)、日本基督教団・鹿児島教会(鹿児島市、24日午後2時〜4時)など、全国26会場で祈祷週間にちなんだ行事が予定されている。
小冊子は無料(送料負担)。無料でダウンロード(PDF・2.0MB)もできる。申し込みは、希望送付先の氏名、団体名、所在地、電話番号、FAX番号、メールアドレス、希望部数を明記し、下記まで。
日本キリスト教協議会
〒169‐0051 東京都新宿区西早稲田2‐3‐18‐24
電話:03・3203・0372、FAX:03・3204・9495
カトリック中央協議会 エキュメニズム部門
〒135‐8585 東京都江東区潮見2‐10‐10
電話:03・5632・4445、FAX:03・5632・4465